中立売(読み)なかだちうり

精選版 日本国語大辞典 「中立売」の意味・読み・例文・類語

なか‐だちうり【中立売】

  1. [ 一 ] 近世における京都の町の名。烏丸(からすま)通りから千本通りまでの間で、正親町(おおぎまち)通り(中立売通り)に面した町。
    1. [初出の実例]「中立うり」(出典:京雀(1665)五)
  2. [ 二 ] ( 中立売通りの略 ) 京都市上京区中央部を東西に通る道路。一条通りの一筋南の通りで、東は烏丸通りから西は七本松町通りに至る。ほぼ平安京の正親町小路に当たる。
    1. [初出の実例]「ももかわ ほり川中立うり下丁」(出典:京雀跡追(1678)天)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android