ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中範囲の理論」の意味・わかりやすい解説
中範囲の理論
ちゅうはんいのりろん
theory of middle range
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…その精神は,デリケートな均衡の分水嶺を歩み,そこから両義性,ジレンマ,アイロニー,紛争の秩序形成力などの観察力が生み出されたばかりでなく,多様で互いに異質な理論的アプローチのもつ対抗的相補性を重視する考えも導き出された。 研究分野は多方面に及ぶが,理論研究では〈中範囲の理論〉と機能分析の提唱が代表的である。〈中範囲の理論〉は,抽象的理論研究と経験的記述(あるいはその経験的一般化)とを互いに対等な関係において有機的に関連づけることのできるよう構想されたもの。…
※「中範囲の理論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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