中絶ゆ(読み)ナカタユ

デジタル大辞泉 「中絶ゆ」の意味・読み・例文・類語

なか・ゆ

中がとぎれる。中断する。また、人との交わりが絶える。
「忘らるる身をうぢばしの―・えて人も通はぬ年ぞ経にける」〈古今・恋五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「中絶ゆ」の意味・読み・例文・類語

なか【中】 絶(た)

  1. 橋などの途中が切れる。中断する。中絶する。
    1. [初出の実例]「わすらるる身をうぢばしの中たえて人もかよはぬとしぞへにける〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)恋五・八二五)
  2. 交際がとだえる。行き来がたえる。
    1. [初出の実例]「なかたえばかごとや負ふとあやふさにはなだの帯を取りてだに見ず」(出典:源氏物語(1001‐14頃)紅葉賀)

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