中老田村(読み)なかおいだむら

日本歴史地名大系 「中老田村」の解説

中老田村
なかおいだむら

[現在地名]富山市中老田、射水郡小杉こすぎ町中老田

東老田村の西に位置し、北は二俣ふたまた村、南は塚越つかごし(現小杉町)・婦負郡栃谷とちたに村。古くは東老田村などとともに老田村と称されたという。また当地一帯は阿武野あぶのヶ原とよばれ、用水が得にくい地域であった。射水郡に属し、加賀藩領。所属組は野々上ののうえ村と同じ。元和八年(一六二二)の花木新村一村建許可状(海内家文書)に中老田村久三郎の名がみえる。正保郷帳では高二千九八七石余、田方一一四町一反余・畑方八五町、新田高二七石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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