中藤村下郷(読み)なかとうむらしもごう

日本歴史地名大系 「中藤村下郷」の解説

中藤村下郷
なかとうむらしもごう

[現在地名]飯能市中藤下郷

曲竹くせだけ村の北西、中藤川下流に位置し、西は中藤村中郷日影ひかげ村が分立して成立した村。元禄郷帳に「日影中藤下之郷」とみえ高一七四石余。国立史料館本元禄郷帳では幕府領、ほかに円通えんつう寺領がある。延享三年―天保三年(一七四六―一八三二)間は三卿の一の田安領(「田安領知村高記」葛生家文書など)。「風土記稿」によれば家数は中藤村の上郷・中郷・下郷を合せて一三二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android