中迫地下式横穴墓群(読み)なかさこちかしきよこあなぼぐん

日本歴史地名大系 「中迫地下式横穴墓群」の解説

中迫地下式横穴墓群
なかさこちかしきよこあなぼぐん

[現在地名]綾町北俣 中迫

字中迫の綾北あやきた川と綾南川に挟まれた標高二三六メートルの河岸段丘上にある。平成元年(一九八九)に耕作中の陥没で発見された三基が調査された。このうちの一号・三号は、地下式横穴墓ではまれな竪坑の切合いが確認されている。遺構形態は二号が妻入り、一号・三号が平入りで、いずれも羨門閉塞の両袖である。玄室の平面形態は不統一であり、三号だけが際立って小さい。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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