日本歴史地名大系 「中通古墳群」の解説 中通古墳群なかどおりこふんぐん 熊本県:阿蘇郡一の宮町下原村中通古墳群[現在地名]一の宮町中通阿蘇カルデラの東北部中通地区にある古墳群で、県指定史跡。今日一一基の古墳が水田地帯の中に分布するが、明治中頃までは一四基以上あったとみられる。古墳群の中を流れる東岳(ひがしだけ)川を境として二群に分けられる。川の東側は北から勝負(しようぶ)塚・車(くるま)塚B・車塚A・入道(にゆうどう)塚・薬師の藪(やくしのやぶ)・銭亀(ぜにがめ)塚などの円墳からなる。川の西側には北から上鞍掛(かみくらかけ)塚A・上鞍掛塚B・鞍掛塚B・鞍掛塚A・長目(ながめ)塚などの古墳がある。このうち長目塚と上鞍掛塚Aは前方後円墳である。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by