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中道左派 ちゅうどうさは

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知恵蔵2015の解説

中道左派

穏健路線をとる欧州の社会民主主義諸政党。1990年代後半、EU加盟国のほとんどの国で社会民主勢力(社会民主党)が政権に就いた。冷戦が終結し、かつての階級政党的な古い社民主義とは異なった新しい労働運動として、新鮮なイメージ有権者に与えたことが一連の政党の共通の特徴で、「第3の道(英のブレア首相)」、「新しい中道派あるいは社会的中道(独のシュレーダー首相)」、「センターレフト(伊のプロディ首相からダレーマ首相までのオリーブの木路線)」などを標榜した。福祉政策を担う大きな政府を推進するこれまでの社会民主主義路線とは異なり、集団主義官僚主義への批判、ナショナリズムの抑制、地方分権の推進などを政策的主張としている。これは脱冷戦によるイデオロギーの衰退と、労働者層においても市場消費社会を受け入れる傾向に対する政治的、現実的対応であるが、概念自体はすでに80年代までに出ているものが多い。2002年春以降、欧州全体としては中道右派勢力に押され気味である。

(渡邊啓貴 駐仏日本大使館公使 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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