20世紀日本人名事典 「中野冨美」の解説
中野 冨美
ナカノ フミ
大正・昭和期の教育者
- 生年
- 明治16(1883)年3月8日
- 没年
- 昭和41(1966)年2月18日
- 出生地
- 滋賀県草津市
- 旧姓(旧名)
- 石田
- 別名
- 初名=文
- 学歴〔年〕
- 東京裁縫女学校卒
- 主な受賞名〔年〕
- 藍綬褒章〔昭和18年〕,勲四等瑞宝章〔昭和40年〕
- 経歴
- 京都の裁縫塾や東京の三越百貨店で裁縫を修業し、のち東京裁縫女学校を卒業。結婚して家庭に入るが、間もなく夫と死別し、大正7年滋賀県大津市に松村裁縫速進教授所を開いた。はじめは7人であった生徒も徐々に増加し、それに伴って学校の規模も拡大。昭和6年には小学校裁縫教員養成課程を開設し、19年には学校組織を財団法人純美礼学園に改めた。その間、教育功労者として藍綬褒章を受章。同校は戦後、私立滋賀女子高となり、現在に至っている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報