日本歴史地名大系 「中金子村」の解説 中金子村なかがねこむら 長野県:諏訪市中金子村[現在地名]諏訪市中洲(なかす) 中金子上金子(かみがねこ)村の北西にあり、西は宮(みや)川を境に田辺(たんべ)村に接する。嘉禎三年(一二三七)の奥書をもつ「祝詞段」に「金子ニ鎮守八リヤウサンソン」とみえ、これは現在の八竜(はちりゆう)神社といわれる。天正一八年(一五九〇)の諏訪郡御検地御高帳(「諏訪郡諸村並旧蹟年代記」所引)には「高六百八拾石壱斗一升 中金子郷」と記される。文禄四年(一五九五)四月の「あきうみのおさめ覚」(花岡文書)には「四斗 中金子」とみえ、中金子村は明海(あきうみ)漁の貢租を負担する諏訪湖辺一〇ヵ村に入っている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by