中間倫理(読み)ちゅうかんりんり(その他表記)Interimsethik

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中間倫理」の意味・わかりやすい解説

中間倫理
ちゅうかんりんり
Interimsethik

イエス倫理特徴を表わすために A.シュバイツァーが『イエスのメシア性と受難との秘密』 Das Messianitäts-und Leidensgeheimnis Jesu (1901) のなかで初めて用いた術語。イエスの生と倫理は,まもなく世の終りが来るという期待 (終末論的枠づけ) により規定されており,倫理的教訓も,神の国に入るためには現在いかなる準備をすべきであるかを示している。したがって,それは,生存状況の根源的変化にかかわりなく,あらゆる状況に普遍的に適用されうるものではない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む