丸亀うちわ(読み)まるがめうちわ

  • 団扇・扇子

事典 日本の地域ブランド・名産品の解説

四国地方、香川県の地域ブランド。
丸亀市で製作されている。起源は、江戸時代の寛永年間(1624年〜1644年)に金刀比羅宮参拝者への土産物として丸金印入りの渋うちわが売り出されたことに遡る。その後、丸亀藩の下級武士内職として発展。現在は、全国のうちわ生産量の大半を丸亀うちわが占めている。平柄のものを主流として伝統的な竹製うちわがいまもなおつくり続けられている。香川県伝統的工芸品。1997(平成9)年5月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

丸亀市や周辺の市町で生産され、生活財としての強さやしなやかさが特徴。「こんぴらさん」で知られる金刀比羅宮(ことひらぐう)参りの土産物として、江戸時代から「金」の文字入りが広まった。丸亀藩の藩主京極家が武士の内職として奨励し、地場産業に発展したとされる。国の伝統的工芸品に指定されている。経済産業省工業統計調査(2017年実績)によると、「うちわ・扇子(を含む)」の香川県の出荷額は27・7億円で全国1位。次いで京都が21・8億円。京都は単価の高い扇子などの生産が多いとみられる。

(2020-07-09 朝日新聞 夕刊 社会総合)

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