丸亀うちわ(読み)まるがめうちわ

事典 日本の地域ブランド・名産品 「丸亀うちわ」の解説

丸亀うちわ[団扇・扇子]
まるがめうちわ

四国地方、香川県の地域ブランド。
丸亀市で製作されている。起源は、江戸時代の寛永年間(1624年〜1644年)に金刀比羅宮参拝者への土産物として丸金印入りの渋うちわが売り出されたことに遡る。その後、丸亀藩の下級武士の内職として発展。現在は、全国のうちわ生産量の大半を丸亀うちわが占めている。平柄のものを主流として伝統的な竹製うちわがいまもなおつくり続けられている。香川県伝統的工芸品。1997(平成9)年5月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「丸亀うちわ」の解説

丸亀うちわ

香川県丸亀市などで生産される工芸品。江戸時代に金刀比羅宮の土産物として、丸の中に金の文字が入ったうちわが売られたことで広まった。国指定伝統的工芸品。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android