日本歴史地名大系 「丸子郷」の解説 丸子郷まるこごう 福島県：陸奥国安積郡丸子郷「和名抄」所載の郷で、訓を欠く。延暦一六年（七九七）一月一三日「安積郡人外少初位上丸子部古佐美、大田部山前、富田郡人丸子部佐美、小田郡人丸子部稲麻呂等大伴安積連」を授けられた（日本後紀）。丸子部は和邇氏の部曲で、当郷は古佐美らの居住地である。「大日本地名辞書」は現郡山市西田（にした）町大田（おおた）を山前の故地とみて、田村郡三春（みはる）町近辺をあてるが、大田は明治一四年（一八八一）大畑（おおはた）村と李田（すももだ）村の合併による新村名なので根拠がない。 丸子郷まりこごう 宮城県：陸奥国宮城郡丸子郷「和名抄」は諸本とも訓を欠く。「日本地理志料」では「万呂古」と読み、上愛子（かみあやし）・下愛子・芋沢（いもざわ）・郷六（ごうろく）（現宮城町）などにわたる地とする。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
