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宮城県 みやぎ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

宮城〔県〕
みやぎ

面積 7282.22km2(境界未定)。
人口 233万3899(2015)。
年降水量 1254.1mm(仙台市)。
年平均気温 12.4℃(仙台市)。
県庁所在地 仙台市
県木 ケヤキ
県花 ミヤギノハギ
県鳥 ガン

東北地方の南東部,太平洋に臨む県。西部には奥羽山脈および,栗駒山船形山蔵王山を噴出する那須火山帯があり,中央部は北上川鳴瀬川阿武隈川などの沖積地(仙台平野)と丘陵群からなる。南部に阿武隈高地,東部に北上高地南端部と牡鹿半島が突出。北半の海岸は典型的なリアス海岸,南半は砂浜の仙台湾岸。気候は太平洋岸気候の特色を示す。米,野菜の生産が多く,名取川の自然堤防上では施設園芸が行なわれる。山地には早くから牧馬が発達したが,畜産に転換したところが多い。また三陸漁場に近く,気仙沼,石巻,塩釜などの漁港があり,サンマ,マグロ,カツオの水揚げとカキ,ノリ,ワカメの養殖が盛ん。工業は水産加工,乳製品,味噌,醤油,和紙,漆器,こけしなどの地場産業と,仙台湾新産業都市を中心とする仙塩地区の近代工業(機械,石油精製など)がある。太平洋岸の気仙沼以北は三陸復興国立公園,以南は南三陸金華山国定公園に属し,ほかに栗駒国定公園蔵王国定公園日本三景の一つ松島を含む松島県立自然公園旭山県立自然公園蔵王高原県立自然公園二口峡谷県立自然公園気仙沼県立自然公園船形連峰県立自然公園硯上山万石浦県立自然公園阿武隈渓谷県立自然公園などがあり,山岳,渓谷,温泉,海岸などの景勝地に富む。県中央の平野部を東北新幹線,JR東北本線,東北自動車道が縦貫,JR石巻線,陸羽東線,仙山線などが通り,南部の東北自動車道村田ジャンクションより山形自動車道が県内を横断している。

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デジタル大辞泉の解説

みやぎ‐けん【宮城県】

宮城

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日本の地名がわかる事典の解説

〔宮城県〕宮城〈県〉(みやぎ〈けん〉)


東北地方中部、太平洋側に位置する県。
北は岩手県・秋田県、西は山形県、南は福島県に接する。面積は東北地方6県のうち最小だが、人口は最多。仙台市は東北地方最大の都市。県域は同市を境に北の仙北(せんぼく)と南の仙南(せんなん)に大別される。2011年(平成23)の東日本大震災で、地震と巨大津波により沿岸部が壊滅的被害を受けた。人口230万2706。面積7285.77km2。人口密度316.06人/km2。管轄市町村は13市21町1村。県庁所在地は仙台市。県花はミヤギノハギ。
歴史を見ると、仙台平野周辺の丘陵地帯に縄文時代~弥生時代の山王囲(さんのうがこい)遺跡(栗原(くりはら)市)があるほか、貝塚・古墳も各地に分布。古代国郡制では陸奥(むつ)国の一部にあたり、平安時代初期までは多賀(たが)城に陸奥国の国府と鎮守府がおかれ、東北経営の基地をなした。平安時代後期には平泉(ひらいずみ)の奥州藤原(おうしゅうふじわら)氏の支配下となるが、源頼朝(みなもとのよりとも)の奥州征伐で同氏は滅亡。鎌倉幕府の統治を経て室町時代以後は群雄が割拠した。豊臣秀吉(とよとみひでよし)の奥州平定後、伊達(だて)氏が現在の宮城県と岩手県南部を領有。伊達政宗(まさむね)が青葉(あおば)城と城下町を建設し、仙台藩は江戸時代を通じて奥州最大の石高を有した。明治維新の戊辰(ぼしん)戦争に敗れた仙台藩は縮小され、1869年(明治2)、新南部藩領ほか諸藩の預り地に白石県など4県が成立。続いて1871年の廃藩置県で仙台藩が仙台県(翌年宮城県と改称)となり、これらが順次統合され、1876年に現在の県域が確定した。
地勢を見ると、西部に奥羽(おうう)山脈が連なり、栗駒(くりこま)山・船形(ふながた)山・蔵王(ざおう)山などの火山が噴出。その東側は丘陵地を経て沖積地の仙台平野が広がり、迫(はさま)川・江合(えあい)川は岩手県から南流して太平洋に注ぐ北上川に合流、鳴瀬(なるせ)川・名取(なとり)川などは東流して仙台湾に注ぐ。同平野は松島(まつしま)丘陵を境に仙北平野と仙南平野に分けられる。北東部は北上高地で、南端に牡鹿(おしか)半島が突出。仙台湾中部に松島湾がある。県南端は阿武隈(あぶくま)高地に連なり、福島県から阿武隈川が北東流する。気候は、太平洋岸式気候に属し、冬季に晴天が多く、降雪量は少ない。海岸部は海洋の影響から冬季は比較的温暖。梅雨の時期に冷涼な「山背(やませ)」が吹くことがある。西部の山岳地帯は北西の季節風のため多雪地帯で、夏季の降水量も多い。
産業は、県全体では水田耕作を中心とする農業が中心だが、製造業・商業・サービス業の就業人口も順調な伸びをみせる。特産のササニシキ米は、仙北平野を中心に生産され、仙南平野では果樹栽培、仙台市近郊では園芸農業も発展。親潮(千島海流/寒流)と黒潮(日本海流/暖流)の交わる金華山(きんかざん)沖・三陸(さんりく)沖の好漁場と良港に恵まれ、塩竈(しおがま)・石巻(いしのまき)・気仙沼(けせんぬま)・女川(おながわ)の漁業基地を拠点に水産業・水産加工業が発達。漁獲量は北海道に次いで全国第2位で、サンマ・カツオ・マグロ・イカ・サメ類などの水揚げが多い。小湾を利用したギンザケ・ホヤなどの養殖漁業も盛んで、カキは広島県に次ぐ主要な産地。工業は、ハイテク工業製品を筆頭に、水産加工・金属・紙パルプ・鉄鋼などの生産額が多い。工場は仙台市・塩竃市・多賀城市・石巻市など仙台湾岸に集中している。伝統産業では、白石(しろいし)市の饂麺(うーめん)・和紙、大崎市岩出山(いわでやま)地区の凍()み豆腐(どうふ)・竹細工、鳴子(なるこ)地区のこけし・漆器などが有名。
観光では、仙台市は青葉城跡・大崎八幡(はちまん)神社・瑞宝(ずいほう)寺など伊達氏ゆかりの名所旧跡が多い。日本三景の一つ、松島は特別名勝に指定され、多数の観光客を集める。リアス式海岸美の陸中海岸国立公園、金華山の景勝をもつ南三陸金華山国定公園、火山景観と温泉で知られる蔵王・栗駒の2つの国定公園があり、鬼首(おにこうべ)・鳴子・作並(さくなみ)・秋保(あきう)・遠刈田(とおがった)など温泉も多い。年中行事には、仙台七夕まつり・仙台青葉まつり・SENDAI光のページェント・塩釜みなと祭・小迫(おばさま)の延年・羽田(はた)のお山がけ・米川(よねかわ)の水かぶりなどがある。
伊具郡
石巻市
岩沼市
大崎市
牡鹿郡
角田市
刈田郡
加美郡
栗原市
黒川郡
気仙沼市
塩竈市
柴田郡
白石市
仙台市
多賀城市
遠田郡
登米市
名取市
東松島市
宮城郡
本吉郡
亘理郡

出典|講談社日本の地名がわかる事典について | 情報 凡例

事典 日本の地域ブランド・名産品の解説

宮城県

東北地方中部に位置する県。東側は太平洋に面し、豊かな漁場と松島をはじめとする観光地に恵まれる。西側には蔵王・船形・栗駒などの山々が連なる。中央部には有数の穀倉地帯である仙台平野がひろがる。標高500m以下の地域は、冬季に晴天が続き降水量も少ない。西部の山間地域は多雪地帯で、夏季の降水量も多い。農業・水産業が盛ん。県花は、ミヤギノハギ。県木は、ケヤキ。県鳥は、ガン。県獣は、シカ。

[宮城県のブランド・名産品]
余目ねぎ | 伊豆沼れんこん | 岩出山しの竹細工 | うど | 埋木細工 | えごま | 雄勝硯 | 鬼首菜 | 上伊場野いも | 切込焼 | ぎんなん | 空芯菜 | 気仙沼フカヒレ | 小瀬菜大根 | こんにゃくいも | 笹かまぼこ | 塩竈の塩 | 白石温麺 | 白石和紙 | ずんだ餅 | せり | 仙台御筆 | 仙台牛 | 仙台黒毛和牛 | 仙台箪笥 | 仙台堆朱 | 仙台釣竿 | 仙台長なす | 仙台白菜 | 仙台芭蕉菜 | 仙台張子 | 仙台平 | 仙台味噌,仙台みそ | 仙台雪菜 | 仙台ゆべし | そらまめ | 玉虫塗 | たらの芽 | ちぢみほうれんそう | 堤人形 | 堤焼 | つるむらさき | 中新田打刃物 | 鳴子漆器 | 根みつば | ふき | ホヤ | 松笠風鈴 | 宮城県産ササニシキ | 宮城県産ひとめぼれ | 宮城伝統こけし | 宮城野豚 | みょうがたけ | モミジガサ | もろきゅうり | モロヘイヤ | ヤーコン | ゆず | 若柳地織

出典|日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について | 情報

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