諸本(読み)ショホン

デジタル大辞泉 「諸本」の意味・読み・例文・類語

しょ‐ほん【諸本】

同一の作品で、改変誤記などによって異なる箇所のある、写本刊本総称

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「諸本」の意味・読み・例文・類語

しょ‐ほん【諸本】

  1. 〘 名詞 〙 さまざまな本。特に、いったん成立した書物が、その後作者自身、あるいは享受者その他による改変や誤写などによって、部分的に異同を有する数種の伝本を生じた時、それらを総称していう。
    1. [初出の実例]「四千里好矣、諸本皆作千字而已」(出典:杜詩続翠抄(1439頃)一三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android