諸本(読み)しょほん

精選版 日本国語大辞典 「諸本」の意味・読み・例文・類語

しょ‐ほん【諸本】

〘名〙 さまざまな本。特に、いったん成立した書物が、その後作者自身、あるいは享受者その他による改変誤写などによって、部分的に異同を有する数種の伝本を生じた時、それらを総称していう。
※杜詩続翠抄(1439頃)一三「四千里好矣、諸本皆作千字而已」

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デジタル大辞泉 「諸本」の意味・読み・例文・類語

しょ‐ほん【諸本】

同一の作品で、改変や誤記などによって異なる箇所のある、写本刊本の総称。

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