丸岡九華(読み)マルオカ キュウカ

20世紀日本人名事典 「丸岡九華」の解説

丸岡 九華
マルオカ キュウカ

明治・大正期の詩人,小説家



生年
慶応1年(1865年)

没年
昭和2(1927)年7月9日

出生地
江戸

本名
丸岡 久之助

学歴〔年〕
一橋高商

経歴
硯友社の詩人としてしられ「我楽多文庫」に「士卒の夢」「仏国帝ルイ十六世断頭台の段」「東台四季の月」などを発表。その他小説に「散浮花」などがある。学業卒業の後に実業界に入り、文筆をすてた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「丸岡九華」の解説

丸岡九華 まるおか-きゅうか

1865-1927 明治時代の詩人,小説家。
慶応元年生まれ。尾崎紅葉らの硯友(けんゆう)社の創立にくわわり,小説「散浮花(ちりうくはな)」や新体詩を発表。東京高商(現一橋大)卒業後は文学から遠ざかり実業界で活躍した。昭和2年7月9日死去。63歳。江戸出身。本名は久之助。別号に春亭,山茶花,桂堂など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の丸岡九華の言及

【硯友社】より

…明治中期の文学結社。1885年(明治18)2月,東京大学予備門在学中の尾崎紅葉,山田美妙(びみよう),石橋思案(1867‐1927)らが高等商業生徒の丸岡九華(きゆうか)らをかたらい創立した。同年5月から機関誌《我楽多(がらくた)文庫》を創刊,小説,漢詩,戯文,狂歌,川柳,都々逸(どどいつ)など,さまざまな作品を載せた。…

※「丸岡九華」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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