丹後とり貝(読み)たんごとりがい

事典 日本の地域ブランド・名産品 「丹後とり貝」の解説

丹後とり貝[水産]
たんごとりがい

近畿地方京都府の地域ブランド。
主に丹後地域で水揚げされている。丹後の海で獲れるとり貝は、一般のとり貝の2倍〜3倍の重さになり、身が厚く、歯ごたえもよく、香りと甘みが強いため市場で人気があった。近年、とり貝の漁獲量が減少してきたため、京都府立海洋センターでは養殖技術の開発に取り組み、現在は海洋センターで生まれた稚貝を海に浮かべた筏に移し1年間かけて育てている。稚貝から育成されるとり貝は、全国でこの地域だけである。6月〜7月に収穫され、湯通ししたものを酢の物などにして食べられる。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「丹後とり貝」の解説

丹後とり貝

京都府の丹後地方の海(舞鶴湾栗田湾宮津湾)で養殖されたトリガイ。大ぶりで甘みがある。地域団体商標

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android