最新 地学事典 「丹沢-嶺岡隆起帯」の解説
たんざわみねおかりゅうきたい
丹沢-嶺岡隆起帯
Tanzawa-Mineoka upheaval zone
丹沢山地から房総半島中部(嶺岡山地)が一続きの地塁状隆起帯とみなされた時代に小池清(1957)によって命名。最近の研究で,丹沢山地の隆起は伊豆弧をのせたフィリピン海プレートの衝突によるものと考えられるようになった。嶺岡山地を構成する主要な岩石は,関東山地南縁の小仏層群分布域に連なっている。したがって,丹沢山地と嶺岡山地の構造的連続を前提にした丹沢-嶺岡隆起帯という用語は今日では妥当でない。
執筆者:伊藤 谷生
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

