丹波帯(読み)たんばたい

最新 地学事典 「丹波帯」の解説

たんばたい
丹波帯

Tanba Belt ,Tanba Terrane

近畿地方の西南日本内帯を構成し,おもに三畳紀後期~ジュラ紀後期に連続的かつ段階的に形成した付加体とされる地質体からなる地帯。全体として東西方向の軸をもつ波長約20km以下の正立褶曲をなす。構成地質体は超丹波帯に衝上され,領家変成岩類に移化する。2つの構造層序単元(Ⅰ型地層群およびⅡ型地層群)に大別され,Ⅰ型地層群は3つ程度,その構造的上位のⅡ型地層群は6つ程度の単元に細分される。混在岩やチャート─砕屑岩シーケンスを含み,Ⅰ型地層群およびⅡ型地層群を構成する単元からは三畳紀前期~ジュラ紀後期および最大で石炭紀中期~ジュラ紀前期の年代幅をもつ海洋プレート層序がそれぞれ復元されている。構造的下位の単元ほど砕屑岩の年代が若くなる傾向がある。Ⅰ型地層群には層状マンガン鉱床,Ⅱ型地層群の緑色岩には珪石鉱床を伴うことがある。岩相層序単元として丹波層群の名称を使用することがある。側方延長である美濃帯や足尾帯玖珂層群等と同様,ジュラ紀の付加体を主体とするが,構造的最上部には三畳紀中期~後期の付加体(出灰いずりはおよび本山寺コンプレックス)がある。海溝陸側斜面堆積物とみなされる地層が挟有されることがある。

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参照項目:美濃─丹波─足尾帯
参照項目:美濃─丹波帯
参照項目:日本列島とその周辺の地体構造区分

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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