主一無適(読み)シュイツムテキ

デジタル大辞泉 「主一無適」の意味・読み・例文・類語

しゅいつ‐むてき【主一無適】

《「論語集注」学而から》宋の程朱学における修養説。心を一つの事に集中させ、ほかにそらさないこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「主一無適」の意味・読み・例文・類語

しゅいつ‐むてき【主一無適】

  1. 〘 名詞 〙 心に敬を持し、精神を収拾して他の物事に心を移さないこと。程頤(ていい)がとなえ、朱子が継承した修養説。しゅいちふてき。
    1. [初出の実例]「業も亦術多。主一無適、習の久き、精熟此至る」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)初)
    2. [その他の文献]〔論語注‐学而〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android