主計郷(読み)かずえごう

日本歴史地名大系 「主計郷」の解説

主計郷
かずえごう

[現在地名]福井市三本木さんぼんぎ町・主計中かずえなか町・末広すえひろ町・森行もりゆき

三十八社さんじゆうはつしや村の東方、東の文殊もんじゆ山と西のきようヶ岳とに挟まれた狭長な平野にある。古代は「和名抄」記載の上家かずいえ郷、中世主計保の地と考えられる。

慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図に「主計郷」(高一七〇四・七一五石)とあり、これは正保郷帳から三本木・主計中・末広盛木もりきの諸村に分れる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android