文殊(読み)モンジュ

  • 高速増殖炉

デジタル大辞泉の解説

福井県の敦賀半島北端部にある日本原子力研究開発機構高速増殖炉。高速の中性子によって燃料のプルトニウムを増殖し、ナトリウムで冷却する、国産の発電用高速増殖原型炉。発電プラントとしての信頼性の実証と、ナトリウム取り扱い技術の確立を目的として建設された。平成3年(1991)5月に完成し、平成6年(1994)4月に初臨界を達成、翌年8月から発電を開始したが、12月にナトリウム漏洩事故が発生し運転停止。平成22年(2010)5月に試運転を再開したが、8月に炉内で装置落下事故が発生し、再び運転停止。平成28年(2016)12月、廃炉が決定した。名称は文殊菩薩に由来。正式名称は高速増殖原型炉もんじゅ。→ふげん原子力発電所[補
文殊菩薩(ぼさつ)」に同じ。

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世界大百科事典 第2版の解説

菩薩の一。サンスクリット語マンジュシュリーMañjuśrīの音訳〈文殊師利〉の略称。〈妙吉祥〉と意訳する。もと実在した人らしく,《文殊師利般涅槃経》にそのが述べられている。般若思想に関係が深く,大乗諸経典に菩薩の上位者として登場する。普賢(ふげん)と組み合わされ,普賢が行(ぎよう)を象徴し,白象に乗るのに対し,文殊はを象徴し,獅子に乗る。《華厳経》に文殊の住処は東北方にあるという文句があり,中国の五台山にあてる説が生まれた。

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精選版 日本国語大辞典の解説

※正倉院文書‐天平勝宝八年(756)六月二一日・東大寺献物帳「太上天皇、捨国家珍宝等、入東大寺願文〈略〉恒受妙楽、終遇舎那之法莚、将普賢而宣遊、共文殊而展化、仁霑百億、徳被三千」

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