日本歴史地名大系 「久乃木村」の解説 久乃木村くのぎむら 石川県:鹿島郡鹿島町久乃木村[現在地名]鹿島町久乃木石動(せきどう)山麓に位置し、内浦街道で南の武部(たけべ)村に続く。地名は坪川(つぼかわ)村、一青(ひとと)村(現鳥屋町)などを含む邑知(おうち)地溝帯北部一帯の来木(くぬぎ)野という原野名によるという(鹿島郡誌)。椚木とも記した(能登志徴)。天正五年(一五七七)一一月二四日の桜井基盛知行目録(気多大宮司家文書)に、一宮気多社の権大宮司基盛の収納分として買得した同社左大別当分「くぬき」の段米九升余がみえ、同村の「ほそえもん」の沙汰とある。元和六年(一六二〇)の検地高は田畑屋敷ともで三二七石余(「検地打渡状」久乃木区有文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by