久僧村(読み)きゆうそうむら

日本歴史地名大系 「久僧村」の解説

久僧村
きゆうそうむら

[現在地名]丹後町久僧

上山うえやま岳を源流とする吉野よしの川の河口に位置し、西・北側は開けて日本海に臨み、南は吉野川流域に沿って水田地帯が開ける。村内を伊根街道が通る。中世宇川うかわ保の地。近世初期も宇川村の内であったが、寛文九年(一六六九)分離・高付された。延宝三年郷村帳に「宇川庄 久僧村」高一六三・〇四一石と出るが、延宝九年(一六八一)の延高で二三八石余となった(天和元年宮津領村高帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android