久地楽村(読み)くじらむら

日本歴史地名大系 「久地楽村」の解説

久地楽村
くじらむら

[現在地名]協和町久地楽

結城街道沿いにあり、村の中央を観音かんのん川が南流する。東は古郡ふるごおり村、北は小栗おぐり村。村内に古代の新治にいはり郡の郡寺といわれる新治廃寺跡があり、古くから開発が進められた地である。中世小栗御厨に属し、小栗氏の支配下に置かれたが、戦国期に結城氏の所領となり、天文二四年(一五五五)三月五日の結城政勝寄進状(高椅神社文書)に、「小栗之内、高橋大明神江奉進納所、(中略)具地羅之内三百文」とあるように政勝は高椅たかはし神社(現栃木県小山市)に所領を寄進している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む