久慈町(読み)くじまち

日本歴史地名大系 「久慈町」の解説

久慈町
くじまち

[現在地名]三戸町久慈町

三戸町の北東端に位置し、西は川守田かわもりた町に続く。雑書の慶安四年(一六五一)三月一五日条に「久慈町又五郎」とあり、当町の商人が紫根取引に携わっている。町名は久慈(現岩手県久慈市)商人が海産物・塩などを持込み、店を構えたことに由来すると伝える(三戸町通史)。寛政年間(一七八九―一八〇一)の「邦内郷村志」には家数三七とあり、他の三町とともに「三戸町方」とされる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報