久料村(読み)くりようむら

日本歴史地名大系 「久料村」の解説

久料村
くりようむら

[現在地名]沼津市西浦久料にしうらくりよう

足保あしぼ村の西にある。北は海(内浦湾)に面し、西は江梨えなし村。応安七年(一三七四)一一月一四日、足利義満は鎌倉浄光明じようこうみよう慈光じこう院に三津みと庄内の「平沢・立保・葦保・久料四ケ村」を安堵している(「足利義満御判御教書」浄光明寺文書)。天正九年(一五八一)四月七日付の武田勝頼感状が二通伝えられる。いずれも「伊豆国久竜津」における海戦での戦功を賞したもので、一通は小浜景隆宛(小浜文書)、もう一通は小野田筑後守宛(中村林一氏所蔵文書)である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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