日本歴史地名大系 「久末京徳遺跡」の解説 久末京徳遺跡ひさすえきようとくいせき 大分県:東国東郡安岐町久末村久末京徳遺跡[現在地名]安岐町朝来 久末京徳国東半島の中心よりやや南、安岐川の支流朝来野(あさくの)川の開析した谷沿いの細長い平地左岸に立地する。標高は約一四〇メートルで、東と西は両子(ふたご)山から延びる尾根に挟まれている。平成元年(一九八九)約六〇〇〇平方メートルが調査された。八世紀後半から九世紀後半の掘立柱建物二五棟・柵列・溝・土壙などが検出された。掘立柱建物は住居と考えられる三間に二間が六棟、五間に二間が一〇棟、五間に三間が三棟、一間に二間が二棟で、倉庫とみられる二間四方の総柱建物が三棟、不明一棟である。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報