日本歴史地名大系 「久留米道」の解説 久留米道くるめみち 佐賀県:鳥栖市久留米道田代(たじろ)町外町口(ほかまちぐち)から、長崎街道と分れて久留米(現福岡県久留米市)方面へ通ずる道である。分岐点にはいまも自然石の追分石が残っていて「右さか 左くるめ道」と彫ってある。紀年銘はないが、大田南畝の「小春紀行」文化二年(一八〇五)一〇月一三日に<資料は省略されています>とみえる。久留米道はこの追分石から南東に進み曾根崎(そねざき)村集落の東縁を通って大木(だいぎ)川に沿って下り、途中で渡川して酒井(さかい)村を通り郡境の大縄手(おおなわて)を南下して水屋(みずや)村に至り、ここで千歳(ちとせ)川を渡って筑後久留米に入る。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by