測量日記(読み)そくりようにつき

日本歴史地名大系 「測量日記」の解説

測量日記
そくりようにつき

二八冊 伊能忠敬著

成立 寛政一二年―文化一三年

原本 伊能忠敬記念館

解説 ロシア南下に伴い、幕命により蝦夷地はじめ全国を測量した際の日記である。本県にあたる地域の測量は寛政一二年閏四月―一〇月までが南部青森三厩間、享和元年六月・一〇月・一一月は八戸下北―青森―三厩―青森―八戸、同二年八月は矢立峠大鰐弘前―青森―三厩―算用師峠小泊―十三―鰺ヶ沢大間越の三コースが記されている。

活字本新編青森県叢書」三(抄録)、「青森県立図書館叢書」四(抄録)


測量日記
そくりようにつき

伊能忠敬著 千葉県立千葉図書館蔵

分類 測量

解説 内扉は沿海日誌とある。享和二年出羽新庄領及位(のぞき)より雄勝峠を越え、羽州街道を通って津軽領へ入り、帰路大間越街道を南下し、能代から土崎湊を経て北国道を出羽庄内領に入る。享和二年七月一五日より九月一二日までの秋田領内の記事が注目される。


測量日記
そくりようにつき

伊能忠敬著

原本 伊能忠敬記念館

解説 文化七年九月に薩摩国獅子島から天草に渡り、佐敷・一勝地・八代・熊本を測量、同九年八月からは人吉・椎葉・矢部などの山間部を測量した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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