久米岑雄(読み)くめの みねお

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「久米岑雄」の解説

久米岑雄 くめの-みねお

?-? 平安時代前期の官吏
石見(いわみ)(島根県)那賀(なか)郡の郡司(ぐんじ)。貞観(じょうがん)9年(867)権大領(ごんのたいりょう)のとき村部(むらべ)から本姓の久米連(むらじ)に復し,のち大領となる。元慶(がんぎょう)8年邇摩(にま)郡大領伊福部安道(いおきべの-やすみち)とともに農民217人をひきいて石見守(かみ)上毛野氏永(かみつけのの-うじなが)を襲撃,国守の印・かぎ・駅鈴をうばいとり,仁和(にんな)2年(886)贖銅(しょくどう)9斤(きん)の刑に処せられた。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

USスチール買収問題

日本製鉄は2023年12月、約141億ドル(約2兆2千億円)で米鉄鋼大手USスチールを完全子会社化する計画を発表した。国内の鉄鋼市場が先細る中、先進国最大の米国市場で、高級鋼材需要を取り込み、競争力...

USスチール買収問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android