久野部遺跡(読み)くのべいせき

日本歴史地名大系 「久野部遺跡」の解説

久野部遺跡
くのべいせき

[現在地名]野洲町久野部

久野部集落の東方一帯に営まれた集落遺跡。昭和五〇年(一九七五)からの発掘調査により、弥生時代後期から平安時代にかけての遺構が多数検出されている。弥生時代後期から古墳時代初頭の時期には一間×二間あるいは一間×三間の総柱からなる掘立柱建物(倉庫)跡・竪穴住居跡方形周溝墓など、古墳時代後期から平安・鎌倉時代にかけては多数の掘立柱建物跡や柵・井戸跡などがあり、とくに倉庫様の建物が多い。当遺跡の南寄りに位置するじゆつぼ地区では弥生時代後期の竪穴住居跡が三基発見され、各々一辺が三・八×四・二メートル、五・九×四・四メートル、六・八×六メートルの隅丸方形を呈していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む