久離を切る(読み)きゅうりをきる

精選版 日本国語大辞典 「久離を切る」の意味・読み・例文・類語

きゅうり【久離】 を 切(き)

親子、または親族などの関係を断つ。また、そのための手続きを行なう。江戸時代、法律的には勘当と区別されていたが、一般には同意に用いられている。
※天理本狂言・貰聟(室町末‐近世初)「たとい、こなたとわらはがきうりをきるとも、もどる事では御ざらぬと云」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「久離を切る」の意味・読み・例文・類語

久離きゅうり・る

親族などの関係を断つ。勘当する。
「とうに親子の―・り」〈浄・冥途の飛脚

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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