乗心地係数(読み)のりごこちけいすう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「乗心地係数」の意味・わかりやすい解説

乗心地係数
のりごこちけいすう

車両振動上下左右・前後振動)に起因する乗心地の快・不快を表す数値。振動速度、加速度、加速度変化率によって定まる基準値を、乗心地係数1という。同一振動数において、基準値の2倍、3倍となるにしたがい、乗心地係数2、3としている。旧国鉄グループで採用している基準値はに示すとおりである。振動測定により得られた振動数と加速度から、この基準値を用い、乗心地係数を算出する。これにより、乗心地係数2以下であれば良好、2~3普通、3以上は悪いと判定できる。

土田 廣]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android