乗掛ける(読み)ノリカケル

デジタル大辞泉 「乗掛ける」の意味・読み・例文・類語

のり‐か・ける【乗(り)掛ける】

[動カ下一][文]のりか・く[カ下二]
乗ろうとする。また、中途まで乗る。「車に―・けたところで用事を思い出す」
乗り物などが他の物に衝突して、勢いあまってその上に乗る。
「船ヲ―・クル」〈日葡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「乗掛ける」の意味・読み・例文・類語

のり‐か・ける【乗掛】

  1. [ 1 ] 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]のりか・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙
    1. 乗ったままで突っかける。
      1. [初出の実例]「滝口大なる伏木に馬をのりかけ、まっさかさまにはせ倒す」(出典:曾我物語(南北朝頃)一)
    2. 乗物などを、障害物や他の乗物に衝突させて、勢いあまってその上に乗せてしまう。
      1. [初出の実例]「走船の時、風下の船に乗掛突割たる時は」(出典:廻船大法之巻(16Cか))
  2. [ 2 ] 〘 自動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]のりか・く 〘 自動詞 カ行下二段活用 〙 乗ろうとする。また、中途まで乗る。のりかかる。

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