九二一(読み)クニイチ

精選版 日本国語大辞典 「九二一」の意味・読み・例文・類語

く‐に‐いち【九二一】

  1. 〘 名詞 〙 昔、鉄砲に用いた火薬の一つ。炎硝(えんしょう)九匁、灰火(はいひ)二匁、硫黄(いおう)一匁の割合で作られた。
    1. [初出の実例]「鉄炮の薬に九二一といふ事有」(出典:仮名草子・似我蜂物語(1661)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android