九六式艦上戦闘機(読み)きゅうろくしきかんじょうせんとうき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「九六式艦上戦闘機」の意味・わかりやすい解説

九六式艦上戦闘機
きゅうろくしきかんじょうせんとうき

日本海軍の艦上戦闘機。日本で初めての低翼単葉全金属製でもある。 1934年に出された海軍の要求に基づいて三菱重工業が堀越二郎を中心に開発。世界で初めて沈頭鋲を考え出し,日本初のスプリット・フラップを採用するなど,固定脚ではあったが,当時としては世界水準を抜く高性能の近代的戦闘機として,1936年に制式採用された。日中戦争ではイギリス製,フランス製,アメリカ合衆国製,ソビエト連邦製の戦闘機と戦って,向かうところ敵なしの成果を上げた。しかし太平洋戦争が始まる頃から,零式艦上戦闘機にその地位を譲った。4号艦上戦闘機は,エンジンが寿 41型 (785馬力) 1,乗員1,全長 7.71m,全幅 11m,総重量 1500kg,最高速度時速 432km,航続距離約 1200km。武装は 7.7mm機関銃2,30kg爆弾2。合計 1100機が生産された。

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