九条の錫杖(読み)くじょうのしゃくじょう

精選版 日本国語大辞典 「九条の錫杖」の意味・読み・例文・類語

くじょう【九条】 の 錫杖(しゃくじょう・さくじょう)

  1. 錫杖を振って唱える偈(げ)九節からなるもの。平等施会条、信発願条、六道智識条、三諦修習条、六道化生条、六捨悪持善条、邪類遠離条、三道消滅条、回向発願条よりなる。一条唱えるごとに錫杖を振る。古来日本では真言宗で用いられ、最初三条だけを唱えるものを三条錫杖という。
    1. [初出の実例]「たふときこと、九でうのさく杖。念仏の回向」(出典:枕草子(10C終)二七九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む