乳び尿(読み)にゅうびにょう(その他表記)chyluria

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「乳び尿」の意味・わかりやすい解説

乳び尿
にゅうびにょう
chyluria

尿が牛乳のように真白に濁ったもので,一目でそれとわかる。血液を混じてピンク色になることも多く,これを血乳び尿あるいは乳び血尿という。白濁するのはリンパが尿に混るためで,リンパ中の脂肪が尿中で小滴となり,白濁して見える。原因としては糸状虫症 (フィラリア症) が最も多い。糸状虫の寄生によって腎臓付近のリンパ管が拡張し,リンパが腎臓に向って逆流することによる。その他,腎臓より上方のリンパ管が病的に閉塞していても,乳び尿が起る。

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