乳幼児サービス(読み)にゅうようじさーびす(その他表記)early-childhood services

図書館情報学用語辞典 第5版 「乳幼児サービス」の解説

乳幼児サービス

公共図書館で提供される児童サービスの中で,とりわけ0歳から就学前までの乳児幼児およびその保護者を対象とするもの.児童サービスの範疇に含めて考えられている.乳幼児サービスの中でも特に乳児に対するサービスの目的は,早期読書教育ではなく子育て支援の一環と理解されることが多い.2000年の子ども読書年にイギリスのブックスタート活動が紹介され,全国的な広がりを見せるなかで,公共図書館の乳幼児サービスへの関心が高まってきた.乳幼児とその保護者が気軽に来館するためには,乳母車のバリアフリー対策や,授乳室・多目的トイレ設置,乳児コーナーの整備など,施設面での考慮が不可欠である.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android