乳酸閾値(読み)にゅうさんいきち(その他表記)lactate threshold

知恵蔵 「乳酸閾値」の解説

乳酸閾値(いきち)

乳酸は運動時に筋肉グリコーゲンが分解される過程で出てくる疲労の原因となる物質運動強度を徐々に高めて、血中の乳酸値が急に上昇し始める時の運動強度を乳酸閾値と言う。一般に血中乳酸濃度が4mmol/lを超える頃から、無酸素エネルギー代謝に傾き、血中乳酸濃度が直線的に上昇。マラソン選手は乳酸閾値レベルのランニング強度(速度)で、42.195kmを走り抜くことができる。その時の運動強度は最大酸素摂取量の80〜90%で、一般人で50〜60%であるのと比べて著しく高い。

(鈴木正成 早稲田大学スポーツ科学学術院特任教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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