デジタル大辞泉
「乾びる」の意味・読み・例文・類語
から・びる【▽乾びる/×涸びる/×嗄びる/枯らびる】
[動バ上一][文]から・ぶ[バ上二]
1 (乾びる・涸びる)乾いて水分がなくなる。草木がしおれる。
「黄ろく―・びた刈科を」〈二葉亭訳・あひゞき〉
2 (乾びる・涸びる)物事が、潤いのないようすになる。無味乾燥になる。
「卯平は何処までも―・びたいいようである」〈長塚・土〉
3 (枯らびる)枯淡な趣を帯びる。
「伏見院の消息に並べて見れば、―・びてけだかき所及ぶべきものにもあらず」〈正徹物語・下〉
4 (嗄びる)声がかれる。しわがれる。
「太く―・びたる声を打ち出だして」〈今昔・二八・二七〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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