亀久保村
かめくぼむら
[現在地名]森町亀久保
鍛冶島村の北、南東流したのち南西へ流れる太田川上流の吉川流域にある。東は佐野郡田代村(現掛川市)。周知郡に属する。村名は亀窪とも書き、渓流に亀甲文の石を産することにちなむ(掛川誌稿)。江戸時代初期から掛川藩領。慶長九年(一六〇四)の天方郷之内山方地詰帳および亀久保村御縄打水帳(ともに友田家文書)がある。寛永一〇年(一六三三)の年貢割付状(同文書)には亀窪村とあり、高三九石余。正保郷帳でも同高、うち田方一石余・畑方三八石余、日損、新田あり、梅
松雑木と注記される。旧高旧領取調帳では高五七石余。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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