半死半生(読み)ハンシハンショウ

デジタル大辞泉 「半死半生」の意味・読み・例文・類語

はんし‐はんしょう〔‐ハンシヤウ〕【半死半生】

死にかかっていること。もう少しで死にそうなようす。「半死半生の目に遭う」

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精選版 日本国語大辞典 「半死半生」の意味・読み・例文・類語

はんし‐はんしょう‥ハンシャウ【半死半生】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「はんじはんじょう」とも ) 今にも死にそうなこと。死にかかっていること。はんしはんせい。はんしょはんしょ。半死瀕死垂死
    1. [初出の実例]「于今未下其料穀、忝禀国宰之名、何奪飢類之粮、令是以娶寡孤独、半死半生、蓬叟孀嫗、若存若亡、望請被裁恤」(出典:宝生院文書‐永延二年(988)一一月八日・尾張国郡司百姓等解)
    2. 「深疵(ふかで)を負、半死半生(ハンシハンセウ)なるよしを聞て」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)続)
    3. [その他の文献]〔枚乗‐七発〕

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四字熟語を知る辞典 「半死半生」の解説

半死半生

今にも死にそうなこと。死にかかっていること。

[使用例] 選手はほとんど半死半生の危険な状態のようにも見え、顔はまっさおでぐたりとなって寝ている[太宰治トカトントン|1947]

[使用例] 俺は寄ってたかって殴られ、蹴られ、踏んづけられて、半死半生の目に会わされたのである[高見順*いやな感じ|1960~63]

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