亀尾島村(読み)きびしまむら

日本歴史地名大系 「亀尾島村」の解説

亀尾島村
きびしまむら

[現在地名]八幡町相生あいおい

那比なび川支流の亀尾島川流域に位置し、田口たぐち荒倉あらくら大栃おおとち雛成ひななりなどから構成される。てら坂を経て長良川を越え中野なかの村に通じる。元和二年(一六一六)の村高領知改帳に「きひしま村」とあり、高一九一石余。正保郷帳に木尾島村とあり、田方一四石余・畑方一七四石余。宝暦六年(一七五六)の郡上郡村高覚帳(鈴木文書)では家数四四(水呑二)、年貢定米五七石余。安永二年(一七七三)の郡上領留記(大西文書)では轆轤挽村と位置づけており、木地師が多かったようである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android