亀甲状構造(読み)きっこうじょうこうぞう(その他表記)septarian structure

岩石学辞典 「亀甲状構造」の解説

亀甲状構造

固結物の中に発達する構造で,亀甲石団塊(septarian nodule)として知られており,内部割れ目で不規則な多角形の集まりとなる.この割れ目はほとんど常に方解石などの物質で占められている.この構造は泥の乾燥による割れ目に類似していて,おそらく同様の原因で固結時に内部のコロイド状物質の乾燥により発達したものであろう[Richardson : 1919, Pettijohn : 1957].ラテン語septumは柵,障害物の意味.septariaを日本語では亀甲石という.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

一富士二鷹三茄子

初夢に見るものの中で、縁起のよいとされているものを順に挙げた句。[補説]一に富士山、二に愛鷹あしたか山、三に初茄子の値段と、駿河国で高いものを並べた句ともいわれる。...

一富士二鷹三茄子の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android