岩石学辞典 「亀甲状構造」の解説 亀甲状構造 固結物の中に発達する構造で,亀甲石団塊(septarian nodule)として知られており,内部の割れ目で不規則な多角形の集まりとなる.この割れ目はほとんど常に方解石などの物質で占められている.この構造は泥の乾燥による割れ目に類似していて,おそらく同様の原因で固結時に内部のコロイド状物質の乾燥により発達したものであろう[Richardson : 1919, Pettijohn : 1957].ラテン語のseptumは柵,障害物の意味.septariaを日本語では亀甲石という. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報