亀石村(読み)かめいしむら

日本歴史地名大系 「亀石村」の解説

亀石村
かめいしむら

[現在地名]三和町亀石

井関いせき村の西に位置し、南は芦田あしだ(現芦品郡新市町)神石郡(亀石郡)神石郷の名称の発祥地とされ、郡衙所在地と推定されている。村域内および井関の亀石寄りに高下田こうげたの地名があり、郡家との関連が考えられる。また南西に隣接する父木野ちぢきのにも亀石の地名があるので、古代の神石郷は当地亀石を中心にしてそれらの地域にも及んでいたものであろう。づか古墳群・高下田古墳・平丸ひらまる古墳などがある。

元和五年(一六一九)の備後国知行帳によれば高一四一石余、元禄一三年(一七〇〇)備前検地で二五三石余となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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