二の板(読み)ニノイタ

精選版 日本国語大辞典 「二の板」の意味・読み・例文・類語

に【二】 の 板(いた)

  1. 甲冑(かっちゅう)の部分の名。兜(かぶと)の錏(しころ)、鎧(よろい)草摺・袖、栴檀(せんだん)の板などの威(おど)し上げたもののうち、上から二番目の板。
    1. [初出の実例]「草摺ならば、一の板とも二の板共、矢つぼを慥に承って」(出典:保元物語(1220頃か)中)
  2. 籠手(こて)の表面の座盤で、腕の一の板に対し、二の腕の表面にすえるもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android