デジタル大辞泉 「栴檀の板」の意味・読み・例文・類語 せんだん‐の‐いた【×栴×檀の板】 大鎧おおよろいの付属具。右の肩から胸にかけてつけ、胸板の右の隅のすきまをおおう札さね仕立ての板。高紐たかひもを切られるのを防ぐ。贈おくりの板。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「栴檀の板」の意味・読み・例文・類語 せんだん【栴檀】 の 板(いた) 鎧(よろい)の具。胸板の左右の間隙防御の板。手の運動の必要から左右の構造を別にし、狭義には右の札仕立(さねじたて)をいい、左の鉄板革包みは鳩尾(きゅうび)の板という。高紐を切られるのを防ぐもの。栴檀。栴檀の板〈蒙古襲来絵詞〉[初出の実例]「荒尾九郎が鎧の千檀(センダン)の板を、右の小脇まで篦深(のぶか)にぐさと射込む」(出典:太平記(14C後)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例