二の矢(読み)ニノヤ

デジタル大辞泉 「二の矢」の意味・読み・例文・類語

に‐の‐や【二の矢】

2番目に射る矢。→一の矢
続けて次に打つ手段。次の手。

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精選版 日本国語大辞典 「二の矢」の意味・読み・例文・類語

に【二】 の 矢(や)

  1. 一の矢の次に射る矢。二本目に放つ矢。
    1. [初出の実例]「一の矢をば射させんず、二の矢をつがはん所を射落とさんず」(出典:保元物語(1220頃か)中)
  2. 二度目に行なうこと。次にうつ手段。二回目。二の句。
    1. [初出の実例]「落魄(おちぶ)れても白い物を顔へは塗ませぬとポンと突退け二の矢(ヤ)を継(つが)んとするお霜を尻目に懸て」(出典かくれんぼ(1891)〈斎藤緑雨〉)

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